こんにちは。私は会社を辞めて再就職せずに貯えを切り崩しながら1年弱のあいだフラフラと生きている者です。
以前にわたしが無職の分際で生意気にも洋服の断捨離をしているという記事を書きました。↓
今回は、特別な片付けをしなくても生きているだけで洋服の断捨離が進む方法を当ブログの読者様に伝授したいと思います。
それは、「自分が持っている全部の服を一回ずつ着る」です。具体的には、毎日朝起きて寝間着から着替えるときに、必ず「最近着た記憶のない服」を選んで着るようにします。ついつい普段着ている馴染みの服を選びがちなのですが、最近着た記憶のある服は着ないようにします。これを毎日続けることで、所有している服をすべて最低1回ずつは着ることになります。
注意点としては、「気分が乗らなくても絶対に着る」ことです。(冬に短パンなど季節感が合わない場合は流石に着なくてOKです。)気分が乗らない時点で、「好きじゃない」「ダサい」「自分に似合わない」「体型に合わない」などその服にネガティブな感情を抱いている証拠です。もうこの時点で服を捨てたいと思えたなら断捨離一歩前進ですし、そのまま嫌な服を一日中着続けて嫌な気分をじっくり味わえばより捨てやすくなるでしょう。実際に服を着て一日過ごしてみることで、「その服が要るのか要らないのか」が格段に判断しやすくなります。これがこの方法の1つ目の効果です。
2つ目の効果は「自分の所有する服がどれくらい多いか」をただの数字ではなく身体で感じられるようになることです。服をたくさん持っている方にとっては、「全部の服を一回ずつ着る」のはとても長い道のりになります。冬物の服全てを1回ずつ着ようと思ったら、それが終わる前に春になっていたみたいなケースもありえるでしょう。普通、人は服をたくさん持っていても、それらを均等に着ているわけではなく、ごく一部の服ばかりを繰り返し着ているものです。「全部の服を1回ずつ着る」試みによって、自分が1シーズンに着られる服の枚数は思っているよりもずっと少なく、それにくらべて手持ちの服が多すぎることを体感できます。さらに、着られる服の枚数は限られているのにもかかわらず、その貴重な枠を割いて「気に入らない服」や「もったいないから捨てないだけの服」を我慢して着ることがいかに非合理的かを実感できるはずです。
また、この方法の副産物として「キミのこと今まで2軍扱いしてたけど、意外と実力あるやん」のパターンがちょいちょいあります。2軍扱いしていた服を久しぶりに着てみたら、なぜかわからないけど物凄く気に入って1軍入りするというパターンです。多分、自分の感性とか世の中の人の服装が時間経過で変わったからだと思いますが。タンスの肥やしになって眠っているのに比べれば、タダで新しい服を買っているのと同じです。
生きているだけで洋服の断捨離が進む方法について解説しました。最近はようやく涼しくなってきて「持っている服を全部着る」を実行しやすい気候になりました。この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。