無色生活

セミリタイア民のリアル

4%ルールが正しいのか検証してみた

 私は1年前に会社を辞めてから働いていないのですが、生活費をどう工面しているのかというと、いわゆる4%ルールに則って貯えを取り崩して生活しています。

 4%ルールとは何かというと、米国株式80%債券20%のポートフォリオに投資していると、毎年資産額の4%を生活費として取り崩していっても、30年間は資金が枯渇する可能性がとても低い、という研究結果があり、その研究と同じように毎年4%ずつ資産を取り崩すことを4%ルールと呼んでいます。(かなりうろ覚えで書いています。正確な内容はご自身でお調べください)

 私の肌感覚だとこの4%ルールはネット上では懐疑的に捉えられており、「信用ならない」とか「暴落が来たらどうするのか」とか否定的な意見が多い印象です。

 私自身は4%ルールをそれなりに信頼できると考えており、その理由は「仮に資産の全額を現金で保有し毎年4%ずつ取り崩したとしても25年は資産が持つのだから、株式インデックスに投資していれば(30年-25年)×4%≒20%くらいは25年の運用期間で資産が増えていても全然不思議ではないよな」という直感的な理解によるものです。

 そこで、せっかくなので、4%ルールが正しいのかを自分の人生を使って実証してみようと思います。退職から約1年経った経過報告としては、退職タイミング(退職金受領直後)よりも現在のほうが資産額は増えていました。直近1年の株高・円安の進行が大きな理由です。ちなみに、今年の8月頃は株安と円高により海外株への投資家は資産を大きく減らしましたが、その時の評価額で考えても、退職時より資産が増えていました。

 というわけで、「セミリタイア生活1年目である今のところは」4%ルールは上手くいっている、というのが検証結果です。検証期間が短くて全く参考にならん!という方はあと29年ほどお待ちください。