こんにちは、私は会社を辞めて再就職せずに1年弱のあいだ貯えを切り崩しながらフラフラと生きている者です。
無職で暇なので、本をよく読むのですが、適当に選んでいると結構な確率で全然面白くないハズレ本に遭遇します。そこで、どうすればハズレ本を回避することができるかを提示したいと思います。なお、ビジネス書やそういった類の本に限った話であり、小説などの物語系の本には当てはまりません。
1.ブロガー・Youtuber・その他インフルエンサーの書いた本を避ける
ブロガー・Youtuber・インフルエンサーは熱心なファンを抱えていることが多く、彼らが書いた本は内容に関係なく一定数のファンが購入してくれることが期待できるので、書店でも目立つ場所に展示されやすいです。また、本の売り上げランキングでも初動だけはランクインしやすいです。つまり、本のクオリティの割に目立ってしまうので、ファン以外の人が店頭やAmazonやらで見つけて買ってしまい、微妙だったという事態が起こりがちです。
2.新しい本はなるべく避ける
新発売の本は、Amazonでのレビュー評価がクオリティの割に高いことが多いと感じます。これは、発売後すぐの時期は、その著者の熱心なファンが真っ先に購入して高評価レビューを投稿する傾向があるためだと思われます。なので、発売したばかりの本はなるべく避けた方が無難です。どうしても気になる場合は、Amazonのレビューを「新しい順」に並び替えて最新のレビューをチェックしましょう。よくあるのが、熱心なファンによる初動の高評価レビューに騙されて買った一見客が「内容うっすいな!」という怒りの低評価レビューが少し遅れて投稿されるので、それが無いかを新しい順で確認しましょう。
3.著者の経歴から「商材屋臭」を嗅ぎ分ける
著者の経歴はハズレ本を回避するうえでとても頼りになる判断材料です。著者の経歴で一番見るべき点は、「キラキラした虚業っぽい雰囲気」を見逃さないことです。私はそれを「商材屋臭」とも呼んでいます。その特徴は、「なんかすごそうだけど、経歴を見ても何をやっている人なのか全然わからないこと」です。こういう人達の本業は、情報商材を売ることですが、それを正直に書くと本が売れないので、あえて「何をやっているかわからない」ように経歴を書いています。彼らは「ショボいノウハウを価値ある情報に見せかけるプロフェッショナル」なので、ハズレ本を生み出すのがめちゃくちゃ得意なのです。
4.日本人の書いた本を避ける
究極の方法ですが、ビジネス書に限っては、外国人の書いた本に比べ、日本人の書いた本の打率は明確に低いです。これは、日本人著者の本は、良い本も悪い本も玉石混合状態ですべて発売されるのに対し、外国人の書いた本は本国で一定の評価を得たり、売れたりしたものだけが選ばれ、和訳されて日本で発売されるためです。日本で和訳されて売られている時点で、外国人著者の書いたしょうもないハズレ本はある程度弾かれているのです。
5.まとめ
ここまでやっても、ハズレ本は掴んでしまうものですし、極論を言えば、ハズレ本かどうかは主観によるものです。ある程度の自衛策を取ったら、それから先はハズレ本を避けるためにあまり必死になるより、ハズレ本を引いたら潔く読むのを辞めて、別の本を読んだ方が良いと思います。